マーラーの晩年
享年50歳と短命だったマーラーは、40歳のときに23歳のアルマと初婚で結婚しました。
しかし夫婦関係のない生活によってアルマが浮気をします。
晩年のマーラーは、若い奥さんが浮気をするのではないかという不安と、作曲中に俗物的なメロディが浮かんできて集中できないという精神状態に悩みました。
亡くなる3年前から交響曲「大地の歌」の作曲を始め、亡くなる1年前に交響曲第9番を作曲します。
交響曲第10番は1楽章のみ完成し、1911年5月18日、肺血症でなくなります。
晩年の作品には、アルマとの関係による精神状態が如実に表れる作風になっています。
心臓を患い亡くなる時のマーラーは、「モーツァルト、モーツァルト」とうわ言を言いながら亡くなったと言われているのは有名なお話です。